グレングラント アルボラリスが「まずい」?物足りなさを覆す【入門モルトの極意】

スコッチウイスキー

グレングラント アルボラリス。

香りは華やかで、口当たりは軽い。

たぬき腹も愛飲する素晴らしきウイスキー。

グレングラント アルボラリスは本当に「まずい」?

それなのに、「まずい」という言葉が

みられるのはなぜでしょうか。

この記事では、アルボラリスの

味わいの背景を整理しつつ、

実際に飲んでわかった

「このボトルの本当の個性」

を語っていきます。

たぬき腹
たぬき腹

飲みやすさ部門ではかなりの上位!

レッツゴー!


グレングラント アルボラリスとは?香りを中心に設計されたモルト

スペイサイドの名門

「グレングラント蒸溜所」。

その歴史の中で、アルボラリスは

“日常の中で飲める上品さ”

をテーマに生まれました。

グレングラント アルボラリスとは? グレングラント蒸留所

「Arboralis」はラテン語で

“木にまつわる”という意味。

熟成にはバーボン樽とシェリー樽が使われ、

バーボン樽のバニラ香と、

シェリー樽のやわらかな果実味が重なります。

アルコール度数は40%。

ライトボディでありながら、

香りの層は深く、

スペイサイドらしい青リンゴと

花のニュアンスが心地よく立ち上がる。

強い主張を避けた、いわば

「香りの余白」を楽しむウイスキーです。


「まずい」と言われる理由を整理する

SNSやレビューを覗くと、

アルボラリスに対する評価は

驚くほど両極端です。

グレングラント アルボラリス「まずい」と言われる理由を整理する

この差はどこから生まれるのか。

飲み手の感じ方を整理しながら、

その理由を掘り下げていきます。

1. 軽すぎるボディ

アルボラリスの入ったグラスを傾けた瞬間、

香りの印象は十分にある。

でも、口に含むと

味があっさりと引いていく。

「香りに比べて味が薄い」

と言われるのはここです。

しかし、この設計は意図的。

モルトの厚みを削ぎ落として、

香りの抜けを優先している。

いわば、

“香りフルーティーさで飲ませるタイプ”

のモルトなんです。

たぬき腹
たぬき腹

とても軽いのは間違いない。


2. ストレートでの硬さ

アルコール度数40%ながら、

ストレートではやや刺激を感じる。

舌の上で少し硬く、

若さを感じる場面もあります。

けれど時間を置くと、

アルコールの輪郭がゆるみ、

バニラとナッツの香りがふっと柔らかくなる。

「時間で変わる」

――この変化を楽しめるかどうかが、

アルボラリスを評価する

分かれ目かもしれません。

たぬき腹
たぬき腹

ガツンと来た時ほど、

ゆっくり飲んでみよう。


3. 価格と期待のズレ

2,000〜3,000円帯という価格帯は、

競合が多い。

その中で、アルボラリスのような

“軽く香る系”はどうしても

「飲みごたえが足りない」

と感じられやすい。

ですが、見方を変えれば――

この繊細さこそが、

スペイサイドの“入口”に

最適な理由でもあるのです。

たぬき腹
たぬき腹

たぬき腹的にはコスパ◎評価。

最近値下げもあったよ!


「美味しい」と評価されるポイント

“まずい”という声が逆に隠れているくらい、

アルボラリスを高く評価するファンは多い。

グレングラント アルボラリス 「美味しい」と評価されるポイント

ここでは、実際の飲み方や

香り立ちを通して、

アルボラリスが愛される理由を紐解きます。

1. フローラルで清らかな香り

グラスを近づけると、

青リンゴと白い花、

はちみつのような甘み。

樽由来のやさしいウッディさが

奥に控え、香りが層を成す。

その立ち方が実に上品です。

「香りだけで幸せになれる」

という感想が多いのも頷けます。


2. ハイボールでの完成度

ハイボールにすると、

アルボラリスはまるで別物。

炭酸が香りを押し上げ、

洋梨やナッツのニュアンスが

一気に広がる。

軽やかでキレがありながら、

しっかりと余韻が残る。

“軽さの中に芯がある”

という表現がぴったりです。

飲みやすすぎるのでご注意。

たぬき腹
たぬき腹

たぬき腹イチオシはこれ。


3. 飲み疲れしないウイスキー

一杯飲み終えても、

舌に重さが残らない。

香りがふっと消えて、

気持ちだけが穏やかに残る。

日常の中に置けるウイスキーとして、

非常に完成度が高いです。

たぬき腹
たぬき腹

「印象に残らない」ではなく、

「心に残る」飲みやすさ。

それがアルボラリスの美点。


飲み方別の印象

同じボトルでも、飲み方で印象が変わるのが

ウイスキーの面白さ。

グレングラント アルボラリス 飲み方別の印象

アルボラリスの“多面性”を感じるのに

ぴったりのセクションへ進みましょう。

ストレート

香りは強く、味はクリーン。

青リンゴと花の香りが広がり、

余韻は短くドライ。

軽い苦味がアクセントになっています。

たぬき腹
たぬき腹

じっくり飲むのがオススメ。

ロック

氷で冷やすと、

バニラやトフィーの香りが前に出る。

口当たりが柔らかくなり、

アルコール感が穏やかに。

バランスが取れた飲み方です。

たぬき腹
たぬき腹

ストレートがきつかった人も

これならダンディに飲める。

ハイボール

炭酸によって香りが弾け、

果実の甘みと

ウッディな余韻が重なります。

「軽いのに、香りが消えない」

――それがアルボラリスの強みです。


テイスティングノート&チャート

  • 香り(Nose):青リンゴ、白い花、はちみつ、ナッツ、軽いウッディさ。
  • 味わい(Palate):やわらかく、ライト。苦味は少なく、まろやか。
  • 余韻(Finish):短くドライ。木の香りがほんのり残る。
たぬき腹
たぬき腹

ザ・フルーティー。

美味で非常に軽いので、

飲みすぎにはご注意を。


結論:軽さを“弱さ”と誤解しないこと

グレングラント アルボラリスは、

フルーティーでかなり飲みやすい

かつ、高コスパのウイスキーです。

確かに、濃厚さや個性を求める人には

物足りないかもしれない。

でも、香りを感じながら

穏やかに飲みたい人にとっては、

この上なく心地よい一本になります。

強さではなく、やさしさで魅せるモルト。
アルボラリスは“静かな余韻の美学”を体現しています。


まとめ:アルボラリスが向いている人

  • 香りを重視してウイスキーを選ぶ人
  • スモーキーさやクセの強いタイプが苦手
  • ハイボールやロックで爽やかに飲みたい
  • 食中酒として合わせやすいウイスキーを探している
たぬき腹
たぬき腹

たぬき腹もおすすめの一本。

ぜひ飲んでみよう!