SNSやネットで「アラン10年はまずい」なんて口コミをたまに見かけますが、正直に言ってもいいですか?
「アラン10年ほど、誰もが一口飲めば『あ、これ美味しい!』と感じるポテンシャルを持ったウイスキーは他にない」
私は本気でそう思っています。
これまでに100本以上のウイスキーをテイスティングしてきましたが、これほどフレッシュで、初心者から愛好家までを虜にする「非の打ち所がない10年熟成」は、なかなかお目にかかれません。
では、なぜそれほど完成度の高いアラン10年が、一部で「まずい」と言われてしまうのでしょうか。
今回は、アラン10年が持つ本来の素晴らしさを改めてお伝えするとともに、なぜネガティブな口コミが生まれるのか、その正体を深掘りしていきます。
読み終わる頃には、あなたがアラン10年を一口飲んで「出会えてよかった!」と感動する姿が、はっきりとイメージできているはずですよ。

たぬき腹は一人で10本以上空にしている。
アラン10年が「まずい」と言われる3つの理由
アラン10年に対してネガティブな感想を持つ人には、いくつかの共通点があります。

「自分にとってはどうかな?」と想像しながらチェックしてみてくださいね。
46%という高アルコール度数の「ピリリ感」
アラン10年は一般的なブレンデッドウイスキーよりも度数が少し高めに設定されています。
ウイスキーを飲み慣れていない方だと、喉を通るときの熱さやピリピリした刺激を「きつい=まずい」と感じてしまうことが多いんです。
アラン10年、定価だったんで購入
美味しいけどアルコール感が強くてストレートでは苦手
加水、ロックが基本でたまにハイボールかな pic.twitter.com/UScsd90qDn— ねこすき (@hirunotuki74) October 5, 2022
アラン10年 開栓したてはアルコール度数表記以上にアルコール臭がしてどうなんだろと思ったけど、
ストレート飲むと香りほどアルコール感は強くなく意外と飲みやすい。
最初にバニラからメロンみたいなフルーティーさが来たと思ったら直ぐに樽感とスパイシーさと突き抜ける感じ(;・∀・) pic.twitter.com/NCL1kCBYea— 猫うどん (@akiba_nekoudon) May 2, 2020
もちろん、アルコール感の感じやすさは経験や人に依るところではあります。
少し時間を置いたり、加水するなどで美味しく飲むことができますよ!
「複雑すぎて、よく分からない」という贅沢な悩み
アランは「冷却ろ過」をしない、素材の旨味をそのまま残す製法にこだわっています。
そのぶん味がとっても濃いのですが、スッと軽く飲める味を求めている人には、この複雑さが「飲みにくさ」に感じられる場合があるようです。
ちょっと度数あるけどアラン10年もまだ飲みやすい部類には入ると思う
味は相変わらず分からないけど
香りは少し上品な甘さで結構スッキリ系。— 天子(Jun-K) (@tenshi41) September 1, 2022
アラン10年ストレート。口に含んだ瞬間は、軽いバニラと熟したリンゴっぽい濃厚めな甘味、そこに恐らくシェリー樽原酒の味が混ざってるけど、後半はシナモンとか胡椒のようなピリッとした味になる。ピート感はないけど、コレは独特の複雑なお味ですなー pic.twitter.com/DsnDpe7AA8
— tattu (@Tattu1102) January 19, 2024
複雑なウイスキーは、ウイスキーを味わう経験を積んでいくうちにどんどん美味しく感じられるようになります。ちょっと贅沢な悩みかもしれませんね。
華やかすぎるバニラと溶剤のような香り
アラン10年は、質の高いバーボン樽からくるバニラの甘い香りが特徴的です。
アラン10年を飲みきった。若い割に樽も強めというちょっとアンバランスな印象だった。あと干し草みたいな植物っぽさが苦手。 #TWLC
— Yoshi (@yoshi9801) November 7, 2019
アラン10年開封♪
初めて飲んだけどストレートだと「あれ?なんだろうこのセメダインの様な香り、鼻に抜ける感じ、、山崎に似てる?」ってなった(´・ω・`)
ロックハイボールだと山崎感が薄れて一気に飲みやすいウイスキーに
噂に聞いてた薄ら塩み感は感じられない・・・うーんオレの舌は馬鹿舌なのか💧 pic.twitter.com/3JPGwHEr2y— ☆れん☆ (@nyanmaru753) November 13, 2021
これが人によっては「接着剤」や「エステルのような独特な匂い」に感じてしまい、苦手意識を持ってしまうことがあります。
【実飲レビュー】アラン10年、本当はこんなに美味しい!
実際にゆっくり向き合ってみると、アラン10年がなぜこれほど世界中で愛されているのか、その理由がしっかり見えてきます。

私が感じたリアルな魅力をお伝えします。
アラン10年のテイスティングノート
私がテイスティングして感じた、アラン10年のキャラクターをまとめました。
雑味のない「蜂蜜のような甘さ」と「もぎたてのフルーツ感」がダイレクトに伝わってきます。
- 香り
- もぎたての青りんご、シロップ漬けのみずみずしい洋梨。
- 奥の方から、バニラや濃厚な蜂蜜の甘い香りがふわっと漂います。
- 味わい
- 口に含んだ瞬間、レモンやシトラスのフレッシュな酸味。
- 噛みしめるほどに、麦の香ばしい甘みとバタースコッチのようなコクが広がります。
- 余韻
- 心地よいオーク(木)の温かみが長く続きます。
- 最後は胡椒のようなスパイスがピリッと全体を引き締めてくれます。
味わい分析レーダーチャート
数値で見ると、そのバランスの良さが一目でわかります。 「フルーティーさ」と「甘み」に特化した、非常に華やかな構成です。
グラスに注いだ瞬間、パッと明るくなるようなフルーティーで甘いテイストに驚くはずです。
島で作られているウイスキーですが、クセのある「煙たさ」はほとんどありません。

10年熟成とは思えないほどリッチな満足感を得られるこの上なく素晴らしい1本。
アラン10年の定価とコスパの話
最近のウイスキーブームで価格が不安定ですが、損をしないための目安を知っておきましょう。

今の定価と手に入れやすさ
2026年現在、国内の正規店での希望小売価格は6,050円(税込)です。
一時期はどこにも売っていない状況だったようですが、最近はネットはもちろん、百貨店や酒屋さんで容易に見かけることができます。

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「10年熟成でコスパ最強」と言われる理由
6,000円前後と聞くと少し高く感じるかもしれませんが、この「完成度の高さ」を考えれば、実はかなりお買い得な部類だと個人的には感じています。
ストレートからハイボールまで、どの飲み方でも味が崩れないので、1本あるだけで家飲みがグッと豪華になりますよ。
アラン10年が化ける「おすすめの飲み方」
私はもちろんロックでも飲みますが、「そのまま飲むとちょっときついな」と感じる人もいると思います。

そういった人にこそ試してほしい、アランの本当の力を引き出す飲み方を紹介します。
リンゴが弾ける!感動の「ハイボール」
私が一番大好きな飲み方です。
ソーダで割るとアランの「リンゴ感」が一気に解放されて、驚くほど爽やかで甘いハイボールになります。
大げさではなく「リンゴジュース」のような清らかな甘みを感じる、まさに最強のハイボールです。
自宅でハイボールを最高に楽しみたい方はこちらの記事もチェック!
甘みがとろける「ロック・トワイスアップ」
ゆっくり映画でも見ながら飲みたい時は、氷を入れたロックや、数滴の水を加えるのがおすすめ。
冷やしたり加水したりすることでアルコールのトゲが消えて、蜂蜜のような甘みがトロッと顔を出してくれます。
まとめ:アラン10年は「まずい」を凌駕する銘酒だった
アラン10年について、ここまでお話ししてきました。
- 「まずい」という声は、アランのパワフルな個性に驚いただけかもしれません。
- 本当の魅力は、圧倒的なフルーツ感と、飲みごたえの良さにあります。
- 定価で見かけたら、ぜひ一度手に取ってほしい「名作」です。
もしあなたが「ちょっといいシングルモルトに挑戦してみたいな」と思っているなら、アラン10年は最高の選択しになると断言できます!
ぜひ、あなた自身の口でその華やかな味を確かめてみてください。


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