【レビュー】アラン10年って「まずい」の?ウイスキー愛好家が伝えたい美味しさ

スコッチウイスキー

SNSやネットで「アラン10年はまずい」なんて口コミをたまに見かけますが、正直に言ってもいいですか?

「アラン10年ほど、誰もが一口飲めば『あ、これ美味しい!』と感じるポテンシャルを持ったウイスキーは他にない」

私は本気でそう思っています。

これまでに100本以上のウイスキーをテイスティングしてきましたが、これほどフレッシュで、初心者から愛好家までを虜にする「非の打ち所がない10年熟成」は、なかなかお目にかかれません。

では、なぜそれほど完成度の高いアラン10年が、一部で「まずい」と言われてしまうのでしょうか。

今回は、アラン10年が持つ本来の素晴らしさを改めてお伝えするとともに、なぜネガティブな口コミが生まれるのか、その正体を深掘りしていきます。

読み終わる頃には、あなたがアラン10年を一口飲んで「出会えてよかった!」と感動する姿が、はっきりとイメージできているはずですよ。

たぬき腹
たぬき腹

たぬき腹は一人で10本以上空にしている。


アラン10年が「まずい」と言われる3つの理由

アラン10年に対してネガティブな感想を持つ人には、いくつかの共通点があります。

アラン10年が「まずい」と言われる3つの理由

「自分にとってはどうかな?」と想像しながらチェックしてみてくださいね。

46%という高アルコール度数の「ピリリ感」

アラン10年は一般的なブレンデッドウイスキーよりも度数が少し高めに設定されています。

ウイスキーを飲み慣れていない方だと、喉を通るときの熱さやピリピリした刺激を「きつい=まずい」と感じてしまうことが多いんです。

もちろん、アルコール感の感じやすさは経験や人に依るところではあります。

少し時間を置いたり、加水するなどで美味しく飲むことができますよ!

「複雑すぎて、よく分からない」という贅沢な悩み

アランは「冷却ろ過」をしない、素材の旨味をそのまま残す製法にこだわっています。

そのぶん味がとっても濃いのですが、スッと軽く飲める味を求めている人には、この複雑さが「飲みにくさ」に感じられる場合があるようです。

複雑なウイスキーは、ウイスキーを味わう経験を積んでいくうちにどんどん美味しく感じられるようになります。ちょっと贅沢な悩みかもしれませんね。

華やかすぎるバニラと溶剤のような香り

アラン10年は、質の高いバーボン樽からくるバニラの甘い香りが特徴的です。

これが人によっては「接着剤」や「エステルのような独特な匂い」に感じてしまい、苦手意識を持ってしまうことがあります。


【実飲レビュー】アラン10年、本当はこんなに美味しい!

実際にゆっくり向き合ってみると、アラン10年がなぜこれほど世界中で愛されているのか、その理由がしっかり見えてきます。

【実飲レビュー】アラン10年、本当はこんなに美味しい!

私が感じたリアルな魅力をお伝えします。

アラン10年のテイスティングノート

私がテイスティングして感じた、アラン10年のキャラクターをまとめました。

雑味のない「蜂蜜のような甘さ」と「もぎたてのフルーツ感」がダイレクトに伝わってきます。

  • 香り
    • もぎたての青りんご、シロップ漬けのみずみずしい洋梨。
    • 奥の方から、バニラや濃厚な蜂蜜の甘い香りがふわっと漂います。
  • 味わい
    • 口に含んだ瞬間、レモンやシトラスのフレッシュな酸味。
    • 噛みしめるほどに、麦の香ばしい甘みとバタースコッチのようなコクが広がります。
  • 余韻
    • 心地よいオーク(木)の温かみが長く続きます。
    • 最後は胡椒のようなスパイスがピリッと全体を引き締めてくれます。

味わい分析レーダーチャート

数値で見ると、そのバランスの良さが一目でわかります。 「フルーティーさ」と「甘み」に特化した、非常に華やかな構成です。

グラスに注いだ瞬間、パッと明るくなるようなフルーティーで甘いテイストに驚くはずです。

島で作られているウイスキーですが、クセのある「煙たさ」はほとんどありません。

たぬき腹
たぬき腹

10年熟成とは思えないほどリッチな満足感を得られるこの上なく素晴らしい1本。


アラン10年の定価とコスパの話

最近のウイスキーブームで価格が不安定ですが、損をしないための目安を知っておきましょう。

アラン10年の定価とコスパの話

今の定価と手に入れやすさ

2026年現在、国内の正規店での希望小売価格は6,050円(税込)です。

一時期はどこにも売っていない状況だったようですが、最近はネットはもちろん、百貨店や酒屋さんで容易に見かけることができます。


アランモルト 10年 [ ウイスキー イギリス 700ml ] [並行輸入品]

「10年熟成でコスパ最強」と言われる理由

6,000円前後と聞くと少し高く感じるかもしれませんが、この「完成度の高さ」を考えれば、実はかなりお買い得な部類だと個人的には感じています。

ストレートからハイボールまで、どの飲み方でも味が崩れないので、1本あるだけで家飲みがグッと豪華になりますよ。


アラン10年が化ける「おすすめの飲み方」

私はもちろんロックでも飲みますが、「そのまま飲むとちょっときついな」と感じる人もいると思います。

アラン10年が化ける「おすすめの飲み方」

そういった人にこそ試してほしい、アランの本当の力を引き出す飲み方を紹介します。

リンゴが弾ける!感動の「ハイボール」

私が一番大好きな飲み方です。

ソーダで割るとアランの「リンゴ感」が一気に解放されて、驚くほど爽やかで甘いハイボールになります。

大げさではなく「リンゴジュース」のような清らかな甘みを感じる、まさに最強のハイボールです。

自宅でハイボールを最高に楽しみたい方はこちらの記事もチェック!

甘みがとろける「ロック・トワイスアップ」

ゆっくり映画でも見ながら飲みたい時は、氷を入れたロックや、数滴の水を加えるのがおすすめ。

冷やしたり加水したりすることでアルコールのトゲが消えて、蜂蜜のような甘みがトロッと顔を出してくれます。


まとめ:アラン10年は「まずい」を凌駕する銘酒だった

アラン10年について、ここまでお話ししてきました。

  • 「まずい」という声は、アランのパワフルな個性に驚いただけかもしれません。
  • 本当の魅力は、圧倒的なフルーツ感と、飲みごたえの良さにあります。
  • 定価で見かけたら、ぜひ一度手に取ってほしい「名作」です。

もしあなたが「ちょっといいシングルモルトに挑戦してみたいな」と思っているなら、アラン10年は最高の選択しになると断言できます!

ぜひ、あなた自身の口でその華やかな味を確かめてみてください。


アランモルト 10年 [ ウイスキー イギリス 700ml ] [並行輸入品]

アランはもちろん、甘いウイスキーをもっと発掘したいと思った方はこちらの記事もチェック!

関連記事

タイトルとURLをコピーしました