この記事のラインナップ
ニッカウヰスキーが手掛ける
「ニッカ セッション」。
鮮やかなブルーボトルと、
“ジャパニーズ×スコッチ”
という独自コンセプトで
注目されるブレンデッドモルトです。
一方で「まずい」という声もあり、
購入をためらう人もいるかもしれません。
「セッションって、正直ちょっと微妙よね」
SNSでも、そんな声をちらほら見かけます。
重厚な余市や宮城峡とは違う、
「音楽のセッションのように、
心地よく調和するブレンド」。
ニッカが放った新機軸──それがこのセッション。
この記事では、
「まずい」と感じる人の声と、
「美味しい」と語る人の感想を整理しながら、
このボトルの本質を掘り下げていきます。
実はたぬき腹は、
セッションはおいしくないという意見を
先に見ていた。
でも飲んだら美味かったから、
なんやねんってなった。
ニッカ セッションは本当に「まずい」のか？評判の整理
「まずい」という口コミが散見される一方で、
高評価を付ける声も多いのが
セッションの特徴です。
ここでは実際のレビューを整理し、
“まずい派／美味しい派”の意見を
それぞれ確認してみましょう。
「まずい」と感じる口コミの傾向
ネガティブな口コミには、
ある共通点があります。
それは「期待とのギャップ」。
- 味が薄い／軽い：「重厚さを期待したが物足りない」
- 香りが独特：「フルーティすぎて好みじゃない」
- 後味が弱い：「余韻が短く印象に残らない」
- スモーキーさ不足：「ニッカ＝ピートのイメージだったのに違った」
ニッカ セッション
スコッチを少々混ぜてるらしく
ジャパニーズとは名乗れないそうなんーあくまでワタシ的には
悪くはないけども
ちょっと詰めが甘い感じなのかなー
少し何かが物足りないかも
ハイボールの方がいいのかも? pic.twitter.com/FpicIQrZXS— 水陽蓮白夜（アクロニアでアリス・ルーベルだった中身） (@HKY_alicemam) November 27, 2021
セッションミニボトル。
セッションよ、何故なんだ？ニッカ大好き！余市大好き！宮城峡大好き！ネヴィス大好き！なのに、セッションだけは好みじゃないという…
何度飲んでもどうしても…
なんでだ… pic.twitter.com/zQMYRzgudQ
— OJ (@hannnyara) May 2, 2023
ニッカ セッション
フルーティーな香りはあるけど抑えめで、ビターな口当たり。
ピート香は抑えめ。冷やすと口当たりがまろやかになる。
冷やしても加水しても風味はあまり変わらない感じ。
個人的にはあまり得意ではないかな… pic.twitter.com/ABWbtPFf54
— R.Mizuki (Lorelei07) (@lorelei_07_RM) January 3, 2024
「ニッカ＝スモーキーで重厚」
というイメージが根強いからこそ、
軽やかで繊細なセッションを飲んだとき、
拍子抜けしてしまう人が多いのです。
軽い…ではなく爽やか！と受け止められれば…!!
「美味しい」と評価する口コミの傾向
一方で、セッションを
「すごく飲みやすくて美味しい」
と語る声も多いです。
- フルーティで飲みやすい：「リンゴや洋梨の香りが心地よい」
- スムースな口当たり：「モルト100％とは思えない軽快さ」
- バランスが良い：「甘さ・香り・ビターが調和」
- ハイボール適性が高い：「爽快で食中酒にぴったり」
- 価格的に満足：「3,000円台でこの品質なら十分」
今日の一杯｜#今日のウイスキー
ニッカ セッション🥃ほどよくスモーキーで香り立ちよく、
飲むとフルーティでスッキリ。
ハイボールにすると、そのバランスがより引き立ってとてもおいしい！クセが少なめで、飲みやすい🍀#ニッカセッション #今日の晩酌 #ウイスキー好きとつながりたい pic.twitter.com/GOtOKa2TjW
— とまと｜晩酌ウイスキーnote (@whisky_tomato) July 28, 2025
この子は全てのバランスが良い。#晩酌 #ハイボール#ニッカ #セッション pic.twitter.com/KlvBZ3ZMnf
— Kohe (@Highball_LOVE__) January 25, 2025
個人的にコスパ最強な一本
ブレンデッドモルトウイスキー🥃
ニッカ セッション
トワイスアップで飲むと至福〜😌 pic.twitter.com/kfN3qDiAxG— スカイロード (@skyroad_wind) March 3, 2025
口に含んだ瞬間から軽やかに立ち上がる果実香。
スモークとモルトの甘みの絶妙な調和。
非常にバランスの取れたブレンデッドだと、
たぬき腹は思います。
のみやすいよ、ほんとに。
なぜ賛否が分かれるのか？背景と理由
セッションは、
従来の“ニッカ”のウイスキーとは
毛色がちょっと違います。
ブレンデッドモルトという製法、
味わい設計の方向性、
そしてブランドイメージとのギャップ
――これらが複雑に絡み合っているのです。
だからこそ、評価が真っ二つに分かれる。
ブレンデッドモルトならではの特徴
セッションは
モルトのみで構成されたブレンデッドモルト。
余市のスモーキーさ、
宮城峡の華やかさ、
そしてスコットランドの
ベン・ネヴィスの余韻。
これら三つのモルトが、
まるでバンドの音のように重なり合う。
それぞれの個性が前に出すぎず、
穏やかなハーモニーとしてまとまるのが
セッション最大の魅力。
軽快で華やかですが、
「薄い」と感じる人が出やすいのかもしれません。
ベンネヴィス…!!
贅沢だなあ。
フルーティ＆軽快設計と「重厚ニッカ」を期待する人のギャップ
もしあなたが
余市や宮城峡のようなパンチを
期待していたなら、
セッションは確かに
物足りなく感じるかもしれません。
でも、その軽快さの裏には
ブレンダーの緻密な意図がある。
時代の変化に合わせて、
「香りで楽しむ」
「食事と合わせる」スタイルへ──。
セッションは、そんな今の飲み手に寄り添う
新しいニッカなのです。
余市や宮城峡とは全然違うのは確か。
でも、悪い意味ではなくいい意味でね。
ボトルデザインやブランドイメージによる先入観
ブルーボトルの爽快イメージと、
実際の風味。
このギャップが心理的に「違和感」を生み、
評価を下げる要因にもなっています。
ニッカ セッション
これ美味しいと思うんだけど、なんであんまり人気ないんだろう……
やっぱボトルのデザインなのかなぁ？
個人的には好き😋 pic.twitter.com/GlkPYqSyMW— マッシュ (@Dx8Pm) April 10, 2024
青いボトルに金のロゴ。
ラベルの印象から
“高級で重厚”な味
を想像する人が多いのですが、
実際の味わいは、もっと自然体で軽やか。
このギャップが、
「期待外れ」と言われる原因のひとつでもあります。
たぬき腹はかっこいいとおもうけどなあ。
公式が語る「セッション」のコンセプト
製造元であるニッカは、
「華やぐスコティッシュと
躍動するジャパニーズの共演」
と位置づけています。
ここではその背景やテイスティングノート、
推奨される飲み方を見ていきましょう。
ジャパニーズとスコッチの共演
使用原酒は、
ニッカの余市・宮城峡に加え、
スコットランドの
ベンネヴィス蒸溜所のモルトなど。
これらが絶妙に溶け合い、
香りと味のリズムを作り出しています。
ニッカはこれを
「音楽のように響くブレンデッドモルト」と表現。
一口飲むたびに、静かな旋律のような香りが広がります。
テイスティングノート
テイスティングノートとチャートはこんな感じ。
- 香り：柑橘や青リンゴ系のさわやかさとバニラ、モルトの穏やかな香ばしさ
- 味わい：軽やかでクリーミー、少しのスモーキーさ、フルーティー感
- 余韻：ほのかなピートがビター感を残す、ゆっくり長めの余韻
セッションという名前に負けない
長い余韻と味わいは絶品。
ビター、スウィート、ほのかなスモーキー。
すべてをハイクオリティで味わえる。
「まずい」と感じたときのリカバリー策
セッションが「軽すぎる」と感じたら、
飲み方を変えてみてください。
セッションの味わいを引き出す飲み方をみていきましょう。
加水やトワイスアップで香りを広げる
少しの水で香りが一気に開きます。
青リンゴのようなフルーティさが
よりクリアに、奥に隠れていた
モルトの甘みも顔を出します。
トワイスアップにすれば、
まるで花の香りが
ふわっと立ち上がるような穏やかさ。
加水するとほんとにのびのびとするよ。
ストレートをちびっといってからやってみて。
ハイボールで爽快感を強調する
セッション最大の魅力は、
ハイボールにしたとき。
炭酸で香りが弾け、
甘みとピートの余韻が心地よく残る。
食中酒として活用
主張が強すぎないため、料理との相性が抜群。
- 和食：焼き鳥（タレ）、煮物
- 洋食：チーズ、ビーフシチュー
- スナック：ナッツ、チョコレート
2日連続のおでん🍢には、大好きなニッカセッションで合わせていきます🥃
食中酒としての実力は間違いないのに買いやすいのはありがたい😆 pic.twitter.com/OFF0y23l8J— mahimahi (@satomahi325) February 6, 2024
“食事に寄り添うウイスキー”
としての完成度は非常に高いです。
価格・入手性と市場の評価
味わいだけでなく、
価格や入手のしやすさも購入判断に影響します。
ここでは現在の市場価格レンジや入手難の経緯、
そして実際のレビュー評価を整理し、
コストパフォーマンスの観点から見ていきます。
価格レンジ（2024〜2025年）
価格的には中価格帯。
- 4,200円前後が目安。
- Amazonや楽天など大手通販で安定供給。
毎日がぶがぶとは飲みにくいかもしれませんが、
決して高くない価格帯です。
一本買って、じっくり飲んでいきたいところ。
我慢するのがむずいけどね。
レビュー傾向
Amazonレビューは星4.4前後と高評価！
「軽いのに香りが上品」
「毎日飲める味」
といった肯定的な評価がとても多いです。
特にハイボール派からの支持は厚いですね。
もっと広まってほしいね！
結論：ニッカ セッションは「まずい」ではなく“人を選ぶ”一本
ニッカセッションは、
派手さも重厚さも求めていない。
その代わりに、
飲む人の“時間”に寄り添う
優しさを持っています。
グラスを傾けるたびに、
香りが静かに変化していく。
その柔らかい流れが、
まるで音楽のワンフレーズのように心に残る。
セッションは「軽い」のではなく、
「美しき調和のある」ウイスキー。
静かな夜にゆっくり飲むと、
きっとその意味がわかるはずです。
初心者からのステップアップとして試す価値も十分にあります。
さあ、一家に一本。
