この記事のラインナップ
クラフトウイスキーの中でも、
ひときわ話題を集めるのが
ガイアフロー静岡蒸溜所。
その定番ボトル「ブレンデッドM」は、
価格も手頃で手に取りやすい一本ですが、
検索すると「まずい」という声もちらほら。

でもね、ぼくは思うんです。
“まずい”って言葉の裏には、
その人がウイスキーに何を求めているか
――その価値観の違いが
隠れているんじゃないかと。
この記事では、実際の口コミや
飲み方を整理しながら、
ガイアフローが「まずい」と言われる理由、
そして“ハマる人にはたまらない魅力”
を語っていきます。

「静岡」とたびたび耳にするね。
ガイアフロー静岡蒸溜所とブレンデッドMの特徴
2016年に稼働した
ガイアフロー静岡蒸溜所は、
スコットランドの旧設備を移設した蒸溜器と、
新設の設備を併用するというユニークな構成。
日本のクラフトシーンを
代表する存在のひとつです。

ブレンデッドMは、
その静岡原酒を中心に、
海外原酒をバランスよくブレンドしたボトル。
クラフトとしては比較的買いやすい価格帯で、
日常的にも楽しめるポジションを
意識して作られています。
クラフトウイスキーは“大手の安定”ではなく、
“小規模だからこその挑戦”に価値がある。
静岡はその象徴的な存在で、
バッチごとに個性が微妙に変わる――
その「一期一会」感が
ファンを惹きつけているのです。
クラフトウイスキーとしての立ち位置
大手が手掛ける安定感とは異なり、
クラフトは「個性の表現」が価値になります。
ウイスキー開栓〜😆
本日は静岡ガイアフロー蒸溜所のブレンデッドMをいただきます。余韻にほんのりバナナのような味わいが残るのが印象的。
樽オーナーとのトラブルなど何かとお騒がせな蒸留所ですが、期待度の
高いクラフト蒸留所ですし、顧客ファーストで頑張っていただきたいものです🤓#TWLC pic.twitter.com/Mzd3FmmUh0— あぼさん〜50代もFIREしたい! (@Aboyuboatan) November 26, 2023
ガイアフローはその最前線にあり、
バッチごとの表情やブレンドの妙を
楽しめるブランドとして認知されています。

大手に負けるな!!
製法と味わいの方向性
ブレンデッドMは
アルコール度数48%とやや高めの設定。
華やかな香りと力強い飲み口を両立させ、
ストレートでもハイボールでも
特徴がしっかり残る設計です。
「ガイアフロー まずい」と言われる理由
ガイアフローについて、
検索で目立つ「まずい」という意見には
共通する要因があります。

それらは主に味の特徴や
価格帯とのギャップに起因しており、
以下のようなポイントが指摘されています。
アルコール感や若さが強い
ブレンデッドMは度数48%。
ストレートで飲むと、ピリッとした刺激と
若いモルト特有の荒々しさを感じやすく、
「まだ熟成が浅い」「強いだけ」
と感じる人もいます。
ガイアフローのブレンデッドMを開栓しました!
評判とは異なり、明確なバナナ香は感じられない。アルコール感はキツめ、ほのかにナッティさとモルトの香り、キャラメルや蜂蜜を思わせる甘さ。後半、バナナ食べた後味と少し似ているかも?
開栓直後のため、数日置いて飲んでみます🥃 pic.twitter.com/gp9EJ8hdtT
— あきすての (@kushikatsu1982) June 20, 2022
でも、加水や数分の休息を与えるだけで、
印象が一変します。
クセや樽香が好みを分ける
ガイアフロー・ブレンデッドMには
「セメダインのよう」
「スモーキーすぎる」といった口コミもあり、
樽由来の香りやエステル感が独特に出る点は
賛否が分かれる部分です。
からの、ガイアフロー ブレンデッドM早速開けました。噂に違わぬバナナ感溢れるエステル感。バナナ〜アプリコット、パイナップルな感じですかね?この値段で若いアルコールの癖なくこの風味出せるブレンデッド技術はすごいかも。定番化していつでも気軽に買える世界線お願いします🙇♂️ pic.twitter.com/vhGKKtI2Mm
— ぷか (@kf0114) March 5, 2022
まさに“クラフトの個性”が
評価を分けるポイントになっています。

この辺の印象がカギになりそう。
価格と期待値のギャップ
ブレンデッドMは
4000円前後で価格はクラフトとしては控えめ。
けれども「国産だから完成度が高いはず」
という先入観を持って飲むと、
荒さが目立ってしまうことも。
その結果、荒さやクセを許容できない人には
「高いわりに物足りない」
と感じられてしまうのです。
ガイアフロー ブレンデッドM
若いアルコール感キツめながらプロローグKや蒸留所で嗅げるニューポットのニュアンス、麦芽の旨味と甘味をを確かに感じる1本。現状度数(48%)を加味しても正直3980円は高いと思うけど、もっと静岡モルトの熟成が進んでバルク比率が減ったときが楽しみです。 pic.twitter.com/E7GbW4kw65— しろてぃー (@ShiroDropsII) August 9, 2022
裏を返せば、“まだ進化途中のブランド”
としての楽しみ方を理解できるかどうかが鍵です。
「美味しい」と評価されるポイント
一方で、ブレンデッドMを高く評価する人も多くいます。

クラフトならではの物語性に
魅力を感じる声が目立ちます。
ブレンデッドMを好きな人たちは、
彼らなりの“視点”で
このウイスキーを見ているんです。
フルーティーで華やかな香り
ガイアフローは
青リンゴや洋梨、
柑橘系を思わせる香りが立ち、
トップノートが心地よいと評価されます。
香り重視の愛好家からは
「鼻に抜ける印象が良い」との声が多いです。
寝る前に、久々のブレンデッドM😊言ったからには開けて飲まないとね😅安定のバナナ?さっぱりフルーティ😂 pic.twitter.com/L715O5QUOj
— 麺類が主食 (@dosankotaisyo) September 4, 2022
クラフト特有のナチュラルさが
感じられる瞬間です。
ハイボールで映える爽快感
ブレンデッドMは
度数が高いためソーダで割っても
香りと味わいが残り、
飲みごたえが感じられます。
初めてのブレンデッドM!
とりあえずハイボールでいただいてるけど、南国のフルーツというかバナナ感は確かにあるな😊
ガイアフローをお手頃に感じられる美味しいウイスキー🥃ですね!#TWLC pic.twitter.com/hzchdD7SSM— otk (@WickedBeat178) April 4, 2023
「ストレートではきついが、
ハイボールで美味しさが際立つ」
との口コミが多く、
日常酒としての評価を高めています。
クラフトならではの個性
ガイアフロー・ブレンデッドMは
既存の大手ブランドにはない
表情を楽しめる点も支持されています。
バッチごとのニュアンスや
ブレンドの妙が「新鮮さ」を感じさせ、
クラフトファンには魅力的です。
【ボトル紹介】
『ガイアフローウイスキー ブレンデッドM』
徹底レビュー・おすすめの飲み方・100点満点評価[気軽に飲める静岡のウイスキー]
個性的なヒノキ風呂のような木の要素が特徴。今後の静岡蒸留所に期待が高まる一本!↓記事リンク↓https://t.co/BgOKc4GM7d#TWLC #ブレンデッドM pic.twitter.com/DwnpawerG2
— はつがい (@whisky_roundup) October 5, 2022
ガイアフローの魅力は、
何より“無難じゃないこと”。
バッチごとに微妙に異なる味わいを、
まるで旅するように楽しめる。
それを面白いと思える人にとって、
このウイスキーは唯一無二です。

ここが一番の魅力だよね。
飲み方別の印象とリカバリー策
同じウイスキーでも、
飲み方次第で印象は大きく変わります。
ネガティブな印象を和らげ、
ポジティブに転換できる方法を知っておくと
楽しみ方の幅が広がります。
ストレート・ロックでの特徴
開栓直後はややトゲを感じやすいので、
グラスに注いで5分ほど休ませると
角が取れます。
ロックなら大きめの氷を使い、
冷やしながらゆっくり。
今日は遅い時間だけど、明日は休みなので、ブレンデッドMをロックで乾杯です♪
小鉢はお手製ナムルです!^ – ^ pic.twitter.com/yGbfHdza98— えいみる’s Bar (@eimirun) April 8, 2022
少しずつ香りが開いていく変化を楽しめます。
ハイボールや加水での変化
ソーダで割ると香りが際立ち、
「爽快で飲みやすい」と好評です。
ようやく、ガイアフロー ブレンデッドMです。
最近出回り始めた、バッチ2です。海外グレーンに良くある嫌な味も無く、モルトの比率が高いんですかねぇ?
香りが良いです。
個人的には、少し多めに加水した方が、香りとモルトの甘味が出て好みかも pic.twitter.com/46tF0AEVwb— ぽん犬 (@guges1001) April 17, 2022
少量加水するだけでも
アルコール感が和らぎ、
フルーティーさが引き出されます。
料理とのペアリングで引き立つ
ガイアフロー・ブレンデッドMは
焼き鳥や唐揚げなど油分のある料理、
照り焼きや煮物など甘辛系と好相性。
チーズやナッツとも合わせやすく、
食中酒としても活躍します。
ブログ記事「 【ハイボールに合う料理】オムレツとガイアフロー ブレンデッドMを合わせてみた」 を更新しました。| https://t.co/oGGGsshn2x pic.twitter.com/pAqUCZyNQn
— 榎商店@お酒通販&解説記事更新中 (@enokishouten) December 15, 2022
“晩酌の相棒”としても力を発揮してくれます。
まとめ|ガイアフローは“好みが分かれるクラフト”
ガイアフロー・ブレンデッドMは、
「刺激が強い」「クセがある」
と言われる一方で、
「香りが華やか」
「ハイボールで最高」と愛される――
まさに“クラフトらしい二面性”
を持つ一本です。
ハマるかどうかは、
あなたが何を求めるか次第。
“完成された安定感”よりも、
“まだ育ちゆく魅力”に心を動かされるなら、
このボトルはきっとあなたの味方になります。
最初の一口で判断せず、
時間と一緒に味わってみてください。
静岡の風と情熱が、
きっとゆっくり語りかけてきます。

メジャーになる前に飲んじゃおう!

































