この記事のラインナップ
スコッチの定番
「デュワーズ(Dewar’s)」。
何を隠そう、たぬき腹を
ウイスキーの道に引き込んだ張本人でもある。

世界180か国以上で愛される
ロングセラーブランドですが、
ネット上では
「薄い」
「アルコールっぽい」
といった声も散見されます。
一方で、たぬき腹のように、“信頼の一本”として扱われることも多い。
今回は、
たぬき腹が実際に飲み比べながら、
デュワーズの実像を分析します。
デュワーズを選ぶ際の参考になるよう、
ホワイトラベルと12年の違いも
あわせて紹介します。

結論、うまい。以上。
(バシッ)
デュワーズとは?ブランド概要
まずは「デュワーズ」という
ブランド自体を理解しておきましょう。
1846年にスコットランド・パースで誕生した
ブレンデッドウイスキー「デュワーズ」。
現在はバカルディ社が所有し、
世界的に展開されています。

最大の特徴は「ダブルエイジング製法」。
一度ブレンドした後、
さらに熟成させることで、
角のないなめらかな味わいを
生み出しているんです。
この「穏やかで優しい味わい」が、
好みによって“物足りない”
とも感じられてしまう。
ここがデュワーズの評価が
分かれる理由のひとつです。
「まずい」と言われる理由を整理する
検索すると「デュワーズ まずい」
という声が見つかります。

なぜそう感じられるのか、
代表的な理由を整理してみましょう。
1. 味わいがライトで物足りない
デュワーズは、全体として非常にマイルド。
ストレートで飲むと刺激が少なく、
香りも穏やかで、
印象が「優しすぎる」
と感じる人も多いです。
とくにホワイトラベルは軽さが際立ち、
パンチのあるスコッチを好む人には“薄い”印象を与えます。
デュワーズホワイトラベル味が薄いな
— アルトゥン (@aurum08) February 23, 2014

ただし、その“軽さ”こそが
日常に寄り添うデュワーズの美点でもあります。
疲れた夜に飲むと、
じんわり体に馴染むんですよ。
2. アルコール感の強さ
ストレートで飲むと
ツンとしたアルコール感を感じる人もいます。
これはブレンデッド特有の
若い原酒の構成によるもので、
熟成香よりも
ドライさが前面に出ているから。
#ウイスキーメモ
・デュワーズ ホワイトラベル
ストレートを試そうとしたが開けたてのせいもあってかアルコール感が鼻にガツン!あ……ごめん……となり、すぐに炭酸割りに移行。炭酸割りだと蜂蜜!あま〜い、飲みやす〜い。今日お迎えしたばかりの12年(旧)とも飲み比べてみたいですね。— あめちゃん (@yuheweilai) January 31, 2024
特に初心者は「きつい=まずい」と評価しがちです。
しかし加水やハイボールにすれば、
その鋭さはすぐに和らぎ、
穀物由来のやさしい甘みが
立ち上がってきます。
3. 価格と期待値のギャップ
安価で入手できる分、「コスパ最高」と感じる人もいれば、
「安いからこの程度」とネガティブに受け取る人もいます。
本日の安酒はデュワーズホワイトラベル。
アルコールの揮発感がキツく味も渋みが目立ちイマイチ苦手な部類。
ハイボール向けか。 pic.twitter.com/nzTcuLhf9M— 結城わんこ (@sobercat_0w0) November 18, 2019
価格とクオリティのバランスが、
評価を分ける要因のひとつです。
ホワイトラベルと12年の違い
同じデュワーズでも印象が大きく異なります。

ここで、代表的な2本の違いを整理しておきます。
ホワイトラベル
ブレンデッドウイスキーの
入門として定番。
軽やかで飲みやすく、
フローラルな香りと
柔らかい甘みが特徴です。
- 価格:1,500〜2,000円前後
- 味わい:ライトでスッキリ。ハイボール向き
- まずいと言われる理由:薄い、安っぽい
ただし余韻は短めで、
ストレートではやや平坦。
ハイボールやトワイスアップで飲むと、
穀物の甘みと心地よい苦味が
バランスよく広がります。
デュワーズ12年
デュワーズ12年は、
ホワイトラベルの優しさに、
ほんのりとした厚みを足した印象。
バニラとハチミツ、
そして熟成による丸みが感じられます。
- 価格:3,000〜4,000円前後
- 味わい:ダブルエイジングでまろやか。蜂蜜やフルーツのニュアンス
- まずいと言われる理由:甘さが強すぎる/インパクトに欠ける
常温や軽い加水で
香りを開かせるのがおすすめ。
「安定感のあるブレンデッド」として、
世界的に評価が高い理由も納得です。

たぬき腹を沼らせた張本人。
両者を比較すると
「ホワイトラベル=入門・ハイボール」
「12年=ストレートやロックでも楽しめる」
という住み分けができます。
実際の口コミをチェック
ここからは実際にユーザーが
どう感じているのかを見てみましょう。

ポジティブな声と
ネガティブな声を
バランスよく紹介します。
ポジティブな声
“毎日飲めるウイスキー”
という意見が多く、
特に常飲派からの支持は厚いです。
- 「ハイボールにすると最高に飲みやすい」
- 「価格以上の満足感。普段飲みにぴったり
- 「12年はまろやかで甘みが心地よい」
デュワーズ12年
一気に暑くなりジメっとした日は、ハイボールで納涼。バランス良く飲みやすいので、ぐいぐいいけちゃう危険なやつ😅
デュワーズ、相変わらず最高に美味しいですね!!#TWLC pic.twitter.com/yp2Jn4ExaG— ひらぱー (@hirapa100) July 2, 2024
家飲みでのデュワーズ12年は最高。手軽感、飲みやすさもありつつ、価格以上のリッチ感ある。同じ価格帯ならジョニーウォーカー黒とかシーバス12年とかあるが、個人的にはこれが一番しっくり。
先に買ったホワイトホース12年より先に空になりそうだ。 pic.twitter.com/gzfrDfsYXV— らぶちゃん (@Kimabura_Tokyo) October 12, 2020
今日はこれ!
デュワーズ12年!
華やかさと甘みに全フリした味で、
ストレート、ロック、ハイボールどれでも美味しく頂けます。ジョニーウォーカーといい、バランタインといい、有名スコッチはハズレがない!
これで疲れを癒したいと思います😊 pic.twitter.com/pj2Me4U9BB
— 永遠の夢追い人🌸 (@kouji08938) August 19, 2025

12年は家に必ず1本置いておくように!(過激派)
ネガティブな声
熟成系やピート系を好む層からは、
やや評価が厳しめ。
- 「ホワイトラベルは薄い。物足りない」
- 「ストレートだとアルコール臭が強すぎる」
- 「12年はリニューアルされてから微妙」
デュワーズのホワイトラベル…千円以内で買えたから買ってみた…飲みやすいけど…なんか物足りない…夜まで我慢出来なくて白菜、ぶなしめじ余ったなすも、入れて牛鍋…ご飯無いからハイボールのつまみとして♪馬馬、美味、旨 pic.twitter.com/wwwh2vqejj
— アッキー (@YeDaY2NFcZsd3K3) October 15, 2022
独特なアルコール臭するデュワーズ、やっと飲み終えるよ。もう二度と買わないわ pic.twitter.com/3rjNkL4R8h
— tanacala (@tanacala) November 23, 2018
デュワーズ12年、新しくなってからの味全然好きじゃない、、、、、、
まろやかモルトすぎて深みがなくなったからハイボールにしたら個性が消えるしロックで飲んでも微妙、、、— だぶるお (@kit_rcn550) May 29, 2024

リニューアルで結構変わってしまったけど、
愛は変わらなかった。
このように「まずい」と感じる人は、
求める味わいと
実際のキャラクターに
ギャップがある場合が多いとわかります。
「まずい」と感じたときの対策・美味しい飲み方
デュワーズを美味しく楽しむためには、
飲み方を工夫するのがおすすめです。

- ハイボール:ホワイトラベルは炭酸との相性が抜群。爽快感が引き立つ。
- ロック:12年は氷で少し冷やすと甘みと滑らかさが際立つ。
- 水割り/トワイスアップ:アルコール感が和らぎ、香りを感じやすくなる。
- カクテル:ハイボール以外にもハニーボールやハーブ系ソーダ割りにすると印象が変わる。
ぼくがデュワーズを
“活かす”と思う飲み方は、
ずばりハイボール。
氷を多めに入れて、
濃いめに作る。うまい。
ロックもおすすめ。

ほんとにおいしいんだから。
価格とコストパフォーマンス
実売価格の目安は以下の通りです。
- ホワイトラベル:1,500〜2,000円
- デュワーズ12年:3,000〜4,000円
この価格帯で
世界的に評価されているスコッチ
を飲めるのは大きな魅力。
日本のジャパニーズウイスキー
(例:白州・山崎のエントリーモデル)
と比べても圧倒的にコスパが高いといえます。

ほんとにね、コスパえぐいのよ。
まとめ:デュワーズは「まずい」のか?
結論として——
デュワーズは“まずい”どころか、
“万能感”が光るウイスキーです。
ぼくにとってデュワーズは、
「日常の静かな相棒」。
飲み疲れせず、
何杯でも自然にグラスが進む。
強烈な個性よりも、
“やさしさ”に価値を感じる人には
ぴったりの一本です。
手頃にスコッチを楽しみたい方には
ホワイトラベル、
じっくり味わいたい方には12年。
ぜひ自分に合ったデュワーズを試してみてください。

悩んだら12年!
後悔はさせない。





















