この記事のラインナップ
バラのラベルで知られる
「フォアローゼズ イエロー」。
昔からバーや飲食店の定番として長く愛される一方で、
ネットでは「薄い」「まずい」という声もしばしば目にします。
ただ、このボトルの真価は
“派手ではない美味しさ”にあります。
落ち着いた香り、軽やかな甘さ、
そして食事と寄り添うやわらかさ。
じんわり美味しさを感じるタイプで、
飲み方によって表情が大きく変わる一本です。
ここでは、フォアローゼズがなぜ「まずい」と言われるのか、
その理由と背景を整理しつつ、
“うまい”と言われる魅力も丁寧に掘り下げていきます。

華やかなデザインのボトルが印象深い。
フォアローゼズとは?4輪のバラに秘められたストーリーとブランド背景
最初に知っておきたいのは、
フォアローゼズが“軽やかなスタイルのバーボン”を
長年貫いてきたブランドだということ。

豪快さや重厚さで勝負するボトルではなく、
香りや飲み口のバランスで魅せるタイプです。
この前提を知るだけで、味の捉え方が大きく変わります。
ブランドの歴史
フォアローゼズはアメリカ・ケンタッキー州で生まれた
歴史あるバーボンブランドです。
1870年代から続く製法を守りつつ、
原酒を複数組み合わせる
独自のブレンディングで知られています。

ラベルの由来は、創業者が舞踏会で一目惚れした女性への
プロポーズのエピソードが元になったといわれています。
約束の日、彼女は胸に4輪のバラをつけて現れ、
そのストーリーがブランド名になりました。

ロマンティックバーボン。
イエローラベルのポジション
ラインナップの中でも
イエローラベルは“日常に寄り添う軽やかな定番”。
初めてのバーボンにも向いており、
香りと味のどちらも主張しすぎない、
バランスのよさが魅力です。
「まずい」と言われる理由
フォアローゼズのネガティブ評価は、
実は“欠点”というより“スタイルの問題”。

また、濃厚な甘みを期待して飲むと、
イエローラベルの軽さが物足りなく感じられることがあります。
ここでは代表的な理由を整理します。
1. 甘いのに軽い──熟成感の弱さによる物足りなさ
若い原酒を使うため、
バーボンらしい濃厚な甘さよりも
軽やかな印象が強く出ます。
フォアローゼズは買収されて以降美味しくなくなりましたよね。薄いっていうか水の味がする
— 業務用音楽素材センターラインレコード (@musicclr) October 5, 2009
バーボンに“力強さ”を求める人ほど、
この軽さを物足りなく感じます。
飲み口が優しいぶん、荒々しさや濃厚感は控えめです。

いいかえれば、飲みやすい。
2. 香りが飛びやすく、印象が弱い
レシピの関係でライ由来のスパイスが出やすく、
重い甘さを求める人には尖った印象に繋がることもあります。
華やかな香りは確かにあるのですが、
グラスに注いでからの持続力は長くありません。
さーて今夜は!!!
カナダドライ!強炭酸水!!ストロングザタンサン!!
…微妙…?
一本目に感じなかったアルコールっぽいツンとした匂いが…
強炭酸故かアルコール分が炭酸ガスと共に揮発して鼻にきてるのか?フォアローゼズの甘い香りが、どこかに行ってしまって…
酒交代まで封印! pic.twitter.com/m6ERuRtTUM— くーにゃん@夏じゃんね。 (@kunyan_cyham) April 12, 2018
そのため、「香りが弱い」というレビューも出やすい。
3. どこでも買える=特別感が薄い、アルコール感が印象につく
手軽に買えるがゆえに「安いウイスキーの味」と誤解され、
味とは無関係なイメージで低評価されることもあります。
意外とストレートでもキツすぎないヨード香とバニラ風味が効いてて割といけるもんだな、フォアローゼズ。(^^;;
シングルモルトの深みのある香りもなければ、安酒にありがちなピリピリ感も凄いけど(^^;;#FourRoses pic.twitter.com/uscHMjV10P— キレB -2nd Edition (@KNPEHEHKO__B) December 11, 2017
軽さゆえに、温度や注ぎ方によっては
アルコールの角が立って見えることも。
ただし、これは飲み方でかなり改善できます。
「うまい」と評価される理由
ネガティブな声もある一方で、
フォアローゼズを“うまい”と言う人の評価は
とても安定しています。
その理由は、派手さはないけれど
“調和の取れた美味しさ”がしっかりあるから。

「気取らず飲めるバーボンがほしい」と思ったとき、
イエローラベルは輝きます。
1. 甘いバニラ香 × 柔らかなフローラル感
バニラ、はちみつ、花のような香り、
穀物の甘みが柔らかく広がる。
去年教材に買ったフォアローゼズちゃんしゅーりょー。
甘んまい。リアルバニラ&ウッド。#twlc#1人瓶底祭 pic.twitter.com/77LtltYwzZ— selelen 駒田蒸留所へようこそを観て (@selelen_malt) October 29, 2025
ライトバーボンらしさを上品に楽しめます。
2. 飲み疲れしない軽さ
日頃の晩酌にも寄り添ってくれるのがイエローの良さ。
お疲れ様です🎶🌙
月末忙しかった💦
その分ビールが美味いはず😁🍻✌️
バゲットのピザ風で乾杯🍻✨🌹
ハッピーハロウィン🎃✨🌙#ビール #アサヒスーパードライ#ハイボール #フォアローゼズ#晩酌 #家飲み #ハロウィン🎃 pic.twitter.com/TUZinYwdcE— yoshimasa (@yoshimasa4444) October 31, 2023
甘さも余韻も軽やかなので、
“気づけば何度も手が伸びる”タイプのバーボンです。
3. 価格と味のバランスが優秀
2000円前後で買えるバーボンとしては
トップクラスの安定感。
コスパよき🙆♂️フォアローゼズ pic.twitter.com/YOG3Ympp52
— マツキ(株) (@tayasandayoo) May 21, 2021
日常に置きやすいコスパの高さも、
愛される理由のひとつ。

最重要項目。
フォアローゼズを美味しく飲む方法
イエローラベルは
「軽い甘さ」と「スパイス感」のバランスが鍵。
ここでは、それぞれの長所を引き出す飲み方を紹介します。
ハイボール(たぬき腹オススメ)
炭酸がシャープさを中和し、甘さが素直に立ちます。
特筆すべきはその飲みやすさ。
それでいて味がぼやけず、しっかりとした主張が残る。
家飲みでも安定した一杯になりやすい飲み方です。
ロック
氷が溶ける途中の“中盤”が甘さのピーク。
ライトな甘さが最も伸びる飲み方です。

バーボンらしいウッディさ、やや溶剤のような風味が滲む。
当然、バニラのようなテイストはしっかりめに。

ダンディに飲めちゃう。
テイスティングノート
香り・味・余韻の三段階を整理すると、
イエローラベルの特徴がはっきり見えてきます。

ここでは、特徴をより具体的に簡潔に記します。
香り
- バニラ
- 穀物の甘み
- 花のような柔らかい香り
- ほのかなスパイス
味
- 甘味とビターのバランスが良い
- 軽やかに広がるフローラル感
- 後半にスパイスのアクセント
- 重厚さはないが飲みやすい
余韻
- すっきり短め
- ほんのりバニラが残る
テイスティングチャート

値段が高くない割に、
バーボンらしさは十分!
結論|フォアローゼズは“軽やかで華のあるバーボン”
濃厚さを求めると物足りなく感じることがありますが、
実際は軽さ・香り・甘さが心地よくまとまった
“上品なライト・バーボン”
それが、フォアローゼズです。

ハイボールや食中酒として非常に扱いやすく、
家庭の定番として優秀な一本と言えます。

コスパよきバーボン!
入門編としてもおすすめです!
【向いている人】
- 軽快で飲みやすいバーボンが好き
- 甘さと香りのバランスが良い一本を求める
- 家飲みでハイボールをよく作る
- バーボン入門として一本欲しい
【向いていない人】
- 重い甘みや厚みを求める
- 長い余韻を楽しみたい
- 強い個性を求める
- シングルモルトの複雑さを期待している


