【評価】白州NVが「まずい」?|唯一無二の個性、大自然を感じさせる鮮烈な爽快感

日本のウイスキー

雨上がりの深い森で、濡れた若葉の香りを胸いっぱいに吸い込んだような、あの清涼感。

サントリーシングルモルト「白州」を初めて口にした時、私はウイスキーの概念を塗り替えられました。

しかし、一方で「大げさではないか?」「味はどうなのか?」という声が絶えないのも事実です。

それは、あなたが白州の乱高下するその価格に翻弄され、味わいに幻想を抱いているからかもしれません。

年間100本以上をテイスティングし、白州の味わいを追い続けてきた私が、白州ノンエイジについて書いていこうと思います。

たぬき腹
たぬき腹

日本を代表するウイスキーの一角。


1. 森が育んだ「白州」という名の結晶。ノンエイジ(NV)が担う真の役割

世界でも類を見ない標高約700mの高さにある「森の蒸溜所」で、1973年の設立から半世紀にわたり守り抜かれてきた「白州」のアイデンティティ。

そのエッセンスを最も身近でストレートに、かつ純粋な形で表現したのが、このノンエイジ(NV)というボトルです。

南アルプスの広大な森に磨かれた「天然水」が生み出す、圧倒的なクリーンさ。

ブレンダーが多彩な原酒を精緻に編み合わせることで生まれる「森の若葉」の清涼感。

日本国内だけでなく、世界的評価が高い白州ブランドの中でも、最も多くの人々に親しまれているボトルです。

サントリーシングルモルトウイスキー 白州 700ml
created by Rinker
たぬき腹
たぬき腹

私は最近ですと、2024年の価格改定直前に白州蒸留所に行きました。

自然に囲まれた、とても安らぎを感じる場所です。


2. 【テイスティングノート】

情報の羅列で終わらせるつもりはありません。

私の舌が捉えた、白州特有の「スモーキーなのに爽やか」という矛盾した快感の正体を、具体的な言葉で可視化します。

・テイスティングノート

  • 香り (白州固有の表現ともいえる)森林、自然を感じる。 その中に燻製香とモルトの香り。
  • 味わい 青リンゴのような爽やかさ。ほんのりとしたスモーキーさの中にバニラのような甘さ。
  • 余韻 マスカットの皮を噛んだ時のような、心地よい渋みがわずかに残る。 それが涼風のように、すっと喉元を通り過ぎていく。
たぬき腹
たぬき腹

唯一無二の味わい。

白州の個性はほかに似ているウイスキーはないというのが僕の感想です。

・テイスティングチャート

特筆すべきはその「個性」。

白州を飲んだことのある人の多くは、「自然を感じる」と声に出してしまいます。

白州NV テイスティングチャート

サントリーシングルモルト白州テイスティングチャート(6項目)

ウイスキーの味わいにはいろいろな表現がありますが、「自然を感じる」という味わいは白州がもつ唯一無二の個性だと私は捉えています。


3. 「白州 まずい」と検索したあなたへ。違和感の正体

なぜ、これほど評価の高い白州に対して、検索窓に「まずい」という言葉が並ぶのでしょうか。

実際にSNSなどでリアルな声を調査しても、実は味そのものを否定する声はほとんど見当たりません。

そこにあるのは、味への不満ではなく、現在の市場が作り出した「期待と価格の歪み」への違和感です。

・「高騰しすぎた価格」が、純粋な評価を邪魔している

SNSを覗くと、味への文句は一切見当たらず、「手に入らなさ」や「価格」への切実な本音が漏れ聞こえてきます。

何を隠そう筆者も嘆いているうちの一人です。

たぬき腹
たぬき腹

私もウイスキー初心者のころ、妥当な価格で手に入らないことに腹を立てていた時期がありました。。。(今もですが。)

白州NVは本来、瑞々しく軽やかな、日常の贅沢を彩るためのボトルです。

しかし、異常な品薄と高騰が、飲む側の期待を「神格化」されたレベルまで押し上げてしまいました。

あなたが感じた違和感の正体は、味の良し悪しではなく、暴走する市場価格に対する冷静な反応なのかもしれません。

・それでも、多くのファンが「やっぱり美味しい」と認める理由

白州を味わった人々の間では、圧倒的な「肯定」の声が主流です。

特に、ハイボールで飲んだ時の評価は抜群に高いです。

たぬき腹
たぬき腹

どれだけ他のウイスキーを飲んでも、白州の代わりになるボトルは見つからないです。

価格や希少性というノイズを一度取り払い、純粋にウイスキーとして向き合ったとき、私たちは「悔しいが、やはり白州は美味いとしか言いようがない」という現実を再確認することになります。


4. 1%の妥協も許さない、白州NVを「覚醒」させる飲み方

居酒屋の薄いハイボールで満足していませんか?

白州が持つポテンシャルを120%引き出し、至福のひとときへと変えるための、私なりの「作法」を伝授します。

・究極の森香るハイボール

白州の香りを爆発させるハイボールこそ、このボトルの王道です。

私も含め、白州の虜になるきっかけとなる飲み方になるでしょう。

サントリー公式にはミントを添えるというワンポイントが紹介されていましたが、個人的にはシンプルになにも入れないのが一番美味しいです。

白州が自ら放つ「大自然の香り」を堪能してください。

たぬき腹
たぬき腹

氷は市販の氷柱やロックアイス、グラスはキンキンにしっかり冷やす。

本気を出すときは私はここまでやります笑

最高のハイボールを家で飲みたい方はこちらの記事もチェック。

・香りと飲みやすさが共存する「ハーフロック」の贅沢

「ハーフロック(ウイスキーと水を1:1で割り、氷を入れる飲み方)」もぜひ試してほしい飲み方です。

隠れていたリンゴや洋梨のようなフルーティさが一気に顔を出します。

白州特有のキレが際立ち、それでいて香りのボリューム感も損なわない、最も贅沢なバランスを愉しめる飲み方です。

たぬき腹
たぬき腹

私もお気に入りの飲み方です。

白州の個性の「大自然」をより高濃度で堪能できます。

ロックの美味しい飲み方やグラスはコチラで解説。

5. 結論:白州NVは、あなたの「ウイスキーの軸」を広げる一本か

数多のボトルを飲み干してきた結論として、白州NVは「唯一無二の体験」を求めるなら、避けては通れない名作です。

簡単に飲めないのが悔しいですが、その味わいと個性は本物です。

現在の市場価格であっても、その瞬間の感動に価値を見出せるなら、迷わず手に取るべき一本であることに疑いの余地はありません。

サントリーシングルモルトウイスキー 白州 700ml
created by Rinker
たぬき腹
たぬき腹

ちょっと奮発して飲食店でハイボールを頼んでみるのもよいです。

最高のジャパニーズウイスキーの一角をぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。

プレ値になっているジャパニーズウイスキーにうんざりしている方へ

とはいえ、定価を大きく上回る状況に辟易している方が多いのも事実です。

「名前」に高額を払うのではなく、適正な価格で「本当に美味しいジャパニーズウイスキー」を楽しみたい。 そんな賢い選択をしたいあなたのために、私が実際に飲んで納得した、白州に引けを取らない素晴らしい銘柄たちをこちらで詳しく紹介しています。

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