シングルモルトウイスキー「余市」は本当にまずい?その声に待ったといわせてほしい!

日本のウイスキー

この記事のラインナップ

  • ニッカウヰスキーが誇るシングルモルトウイスキー「余市」
  • 「余市がまずい」と言われる理由
  • 「余市は美味しい」と評価する声も多い
  • 「まずい」を「美味しい」に変える飲み方の工夫
  • 余市と他のブランドとの比較
  • 余市ウイスキーは「まずい」のか?まとめ

ニッカウヰスキーが誇るシングルモルトウイスキー「余市」

ニッカウヰスキーの象徴

ともいえる「余市」。

北海道・余市蒸溜所で

つくられるシングルモルトは、

日本のウイスキー史を語るうえで

欠かせない存在です。

ニッカウヰスキーが誇るシングルモルトウイスキー「余市」

力強いピート香と重厚な味わいは

世界的にも高く評価され、

海外のコンクールでも受賞歴を誇ります。

しかし一方で、ネット検索では

余市 ウイスキー まずい

という声が散見されます。

なぜ、「まずい」と言われるのでしょうか?

この記事では口コミや評判をもとに、

余市が“まずい”と感じる理由と

“美味しい”と感じる理由を整理し、

飲み方の工夫まで丁寧に解説します。

たぬき腹
たぬき腹

名前がかっこいいから飲んだらおいしかったのよね。

公式が語る余市の特徴

ニッカは余市

本格的で重厚なシングルモルト

と位置づけています。

公式が語る余市の特徴
  • 香り:やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和、穏やかで心地よいピート感
  • 味わい:オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい、麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和
  • 余韻:あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する

公式サイト:https://www.nikka.com/products/malt/yoichi_miyagikyo/

たぬき腹
たぬき腹

上品なスモーキーさがたまらんのよ。

実際の口コミに見る二極化

実際のレビューを見てみると、

評価は大きく分かれます。

美味しい派の声

  • 「しっかりしたピートがクセになる」
  • 「重厚でシガーに合わせたい大人の味」
  • 「ハイボールにすると香りが立って最高」

まずい派の声

  • 「スモーキーすぎて飲みにくい」
  • 「苦味とアルコール感が強くてきつい」
  • 「同価格帯ならもっとバランスの良い銘柄がある」

余市は「重厚な味わいを楽しみたい人」

に支持される一方、

「ライトな飲みやすさ」

を求める層には敬遠されやすいのです。

たぬき腹
たぬき腹

苦くて無理~ってなった友達いる笑


「余市がまずい」と言われる理由

なぜ一部の人は余市

まずい」と感じるのでしょうか。

「余市がまずい」と言われる理由

その背景には、

余市ならではの

スモーキーさや飲みごたえ、

さらには価格とのバランスに

起因する要素があります。

この章では

「否定的な評価の核心」に踏み込みます。

ピート香とスモーキーさの強さ

余市の最大の個性は、

力強いピート香とスモーキーさにあります。

これはスコットランドの

アイラモルトにも通じる骨太な特徴で、

ウイスキー愛好家からは

「本格派」と高く評価されます。


しかし、スモーキーな香りに

慣れていない初心者にとっては

焦げ臭い

薬っぽい

正露丸のよう

と表現されることもあり、

好みが分かれやすい要素です。

特に最初の一口で強烈に感じやすく、

「まずい」との印象に

つながるケースが少なくありません。

アルコール感と苦味の強さ

シングルモルト余市

アルコール度数45%とやや高めで、

飲み方によっては

刺激が立ちやすいのが特徴です。


余韻が長く、重厚感がある

とポジティブに捉える人もいれば、

苦味が強くて飲みにくい

重たすぎる

とネガティブに感じる人もいます。

特にライトな飲み口を好む人にとっては

ハードルが高く、

否定的な評価につながりやすい部分です。

たぬき腹
たぬき腹

ここをぜひ乗り越えてほしい…!!

価格に対する期待値のギャップ

最新の公式情報によれば、

シングルモルト余市の参考小売価格は

7,000円(税別)/700ml

市場価格でも

7,000〜8,000円前後で販売されています。

価格リンク:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkamaltwhisky/yoichi/yoichi.html


この価格帯は

ジャパニーズシングルモルトの中では

中堅から高めのクラスに位置します。

そのため

この価格ならもっと華やかさや

飲みやすさが欲しい

と感じる人もおり、

価格と味わいの期待値ギャップが

まずい」という評価を

後押しする要因になっています。


一方で

「本格的なピートモルトが

この価格で手に入るのはむしろお得」

という愛好家の声もあり、

価格評価は二極化しています。

たぬき腹
たぬき腹

う~ん…

高いっちゃ高い笑


「余市は美味しい」と評価する声も多い

一方で、余市を絶賛する声も多く存在します。

スコッチに匹敵するピート香や

厚みのある味わいは、

ウイスキー愛好家にとって大きな魅力です。

ここでは、余市を高く評価する理由を

整理して紹介します。

本格派に刺さるスモーキーさ

ウイスキー愛好家からは

「スコッチのアイラ系に通じる

本格的なスモーキー感」

として絶賛されています。


特にアイラモルトを好む層からは

「国産でこのクオリティは唯一無二」

との声もあります。

ロックやハイボールで映える個性

ストレートでは強いと感じるスモーキーさも、

ロックやハイボールにすることで

バランスが良くなります。


「氷で徐々に和らぐスモーク感」

「炭酸で立ち上がる香り」

は、多くのファンに支持されています。

たぬき腹
たぬき腹

たぬき腹は最近、シーシャで余市飲むよ

世界的評価とブランドの信頼感

余市は、国内外の品評会で

数多くの賞を受賞しており、

その品質は世界に認められています。

世界的評価とブランドの信頼感

受賞歴:https://www.nikka.com/story/awards/

たとえば、

「WWA(World Whiskies Awards)」の

「WWAベスト・オブ・ザ・ベスト」部門では、

「シングルカスク余市10年」

全世界の銘柄を抑えて最高得点を獲得。

さらに余市は、

インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)

でも複数回金賞を受賞するなど、

余市のブランドとしての信頼性は

非常に高いものがあります。

ニッカウヰスキーは

これらの受賞に加え、

蒸溜所としても

「ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」

を受賞した実績があります。

こうした歴史と実績が、

余市を「日本を代表する

ピート系シングルモルト」として、

多くのウイスキー愛好家に支持される理由です。


「まずい」を「美味しい」に変える飲み方の工夫

余市は確かに好みが分かれるので、

自分に合った飲み方の探求は必須!

強烈に感じられるスモーキーさも、

ハイボールやロックなどのアレンジを加えることで

美味しい」に変わるはず。

この章では、

初心者から上級者まで楽しめる

実践的な飲み方を解説します。

ハイボールで爽快に楽しむ

炭酸で割るとスモーキーさが適度に和らぎ、

フルーティーな甘みが前面に出てきます。

ハイボールで爽快に楽しむ
  • 比率の目安:余市1に対しソーダ3〜4
  • アレンジ:まずはそのままで!レモンはありか…!?
  • 相性の良い料理:焼き鳥(タレ)、唐揚げ、ソーセージなど脂の乗った料理

初心者や「余市はまずい」と感じた人にも

おすすめの楽しみ方です。

ロックで奥行きを引き出す

余市の真価を感じたいならロックがおすすめ。

氷が溶けていく過程で、

味わいが二段階で変化します。

ロックで奥行きを引き出す
  • 序盤:ピートの刺激が立ち、力強い印象
  • 中盤〜後半:スモークが和らぎ、バニラやドライフルーツの甘みが広がる

特に「余韻をじっくり楽しみたい」人

に向いています。
相性の良い料理はスモークサーモン、

熟成チーズ、燻製ナッツなど。

たぬき腹
たぬき腹

ダンディにいってみる?

トワイスアップでまろやかに

と1:1で割るトワイスアップは、

アルコール刺激を抑えつつ

香りを引き立てる飲み方です。

トワイスアップでまろやかに
  • 変化のポイント:ピートの角が取れ、はちみつや麦芽由来の甘みが際立つ
  • おすすめシーン:食後にゆっくり飲むときや、初心者が余市を試すとき

スモーキーさが苦手な人でも

「飲みやすい」と感じやすくなります。


余市と他のブランドとの比較

余市の個性をより明確にするためには、

他のブランドとの比較が欠かせません。

余市と他のブランドとの比較

国産ブランドや

海外ブランドと並べることで、

余市の立ち位置がよりクリアになります。

ここでは「どんな人に合うのか」

を含めて整理します。

国産ブランドとの比較

同じ国産シングルモルトでも、

個性は大きく異なります。

価格帯も近いため

どれを選ぶべきか?

と迷う人は少なくありません。

  • 宮城峡:華やかでフルーティー。余市より軽快で初心者向き。ハイボールで飲むと果実感が引き立ちやすい。
  • 白州:爽やかなハーブ感と軽やかなスモーキー。食中酒としても万能で、ハイボール需要が高い。
  • 余市:本格的なピートと重厚感。ロックやストレートでじっくり飲む愛好家向け。

価格はどれも 6,000〜8,000円前後。

宮城峡や白州、余市は

その人の好みで住み分けされています。

海外ブランドとの比較

スコッチ海外モルトと比較すると、

余市の立ち位置がさらに鮮明になります。

  • ラフロイグ(アイラ):余市以上に強烈なスモーキー感。好みがはっきり分かれるが、アイラファンには唯一無二の魅力。
  • グレンフィディック(スペイサイド):フルーティーで柔らかく、余市よりも軽快。ストレートよりもハイボールやカクテルに向く。
  • 余市:両者の中間に位置し、国産らしい繊細さを持ちつつ本格スモーキーを楽しめるのが特徴。

「日本の土壌で生まれたアイラ系スモーキー」として、

海外ウイスキーとの橋渡し的存在といえます。


シングルモルトウイスキー「余市」は「まずい」のか?まとめ

最後に、ここまでの内容を総括します。

余市は確かにとっつきにくい一面

を持っています。
けれど、それはウイスキーをたしなむ者として

積むべき経験の証でもあります。

スモーキーで芯のある味わいの中に、
時間とともに現れる

甘み、香ばしさ、奥行き——。
一度ハマると忘れられない深さが

そこにあります。

たぬき腹
たぬき腹

ちょっと余市飲んでくる

  • 「余市 まずい」と言われる理由は スモーキーさの強さ・アルコール感・価格とのギャップ にある
  • 一方で「美味しい」と評価する人は 本格的なスモーク感や奥行きのある味わい を高く評価している
  • 飲み方を工夫すれば初心者でも楽しめるポテンシャルを持つ
  • 結論:余市は「まずい」のではなく、 好みと飲み方次第で評価が大きく変わるウイスキー